「ばあちゃんね、家で死にたい」
ばあちゃんが、私の前で泣いた最後の電話だった。
2025年4月、膵臓がん。医師から、ホスピスの話が出た日の夜のことだ。
家族みんなで決めた。ホスピスではなく、自宅で。
そこから約3ヶ月の闘病が始まり、2025年7月23日、ばあちゃんは自宅で亡くなった。
ばあちゃんがいなくなってから、家族の中で、自然とこんな会話が増えた。
「ばあちゃんだったら、何ていうかな?」
息子が学校で何かあった時。母が買い物に出かける時。
家族みんなが、ばあちゃんの声を思い出そうとしていた。
でも、もう、ばあちゃんと話せない。
写真しか、残っていない。
仕事柄、AIに毎日触れる私は、ふと思った。
「ばあちゃんの言葉、口ぐせ、人柄を、AIに記憶させられないか。」
これは、ばあちゃんを「蘇らせる」ことじゃない。
家族の中に、ばあちゃんを「残し続ける」ことだ。
そして、私は MEMORY AI を作った。